Codexを開くと、モデル一覧に「GPT-6.1 Sol」が登場し、サイドバーには見慣れない「Your dot」が増えていました。さらに、月額3万円で使っているPro 200には、利用枠の変更と追加クレジットを知らせるメールも届いています。
新モデル、新しいAIエージェント、契約プランの変更。一度に発表されると、「結局、自分のプランでは何が使えて、何が変わるのか」が分かりにくくなります。
前日の9月29日には、Pro 200の利用量変更と、GPT-6.1 Astraの公開計画中止を記事にしました。今回はその続報として、GPT-6.1 Sol、常駐型エージェントのdots、Proの新しい条件、共同作業や外部サービスとの連携を整理します。
特に、「すべてのプランに関係する更新」「Pro全体の追加機能」「既存Pro 200向けの変更」「企業・開発者向けの機能」を分けて見ていきます。確認日は2026年9月30日です。[1][2][9][10]

まず、自分のプランに関係する更新を確認

今回の発表は、月額3万円のPro 200だけの話ではありません。ただし、新機能がすべて無料プランから使えるようになったわけでもありません。まずは、関係する範囲を押さえておきましょう。

出典:公式発表・利用ガイド、Tibo氏の投稿、筆者に届いたPro 200向け通知。地域・管理者設定・段階的な提供による違いがあります。[1][2][3][6][9][11][14]
この記事では、普段の対話を行うChat、ツールを使って作業を進めるWork/Codex、自作アプリなどからモデルを呼び出すAPIを区別します。「同じモデル名があること」と「同じ場所で、同じ料金・上限で使えること」は別です。
GPT-6.1 Solは「Astraに迫る性能を、低いコストで」

GPT-6.1 Solは、GPT-6 Solの後継にあたるアップグレードです。OpenAIは、コーディングやコンピューター操作、専門的な仕事で性能を高め、標準のAPI入力・出力料金はGPT-6 Astraの5分の1にしたと説明しています。一方、総合的に最も高い能力を持つモデルという位置づけは、引き続きGPT-6 Astraです。[2]
つまり、「Astraが不要になった」というより、日々の作業に高性能なAIを使う際の、能力とコストのバランスを変えるモデルと捉えると分かりやすいでしょう。
Plusでも対象。ただし、Work/Codexと通常のChatは別
個別公式発表で利用開始が案内されているのは、Plus・Pro・Business・Enterprise・EduのChatGPT WorkとCodexです。APIでも利用できますが、通常のChatではまだ使えないと記載されています。[2]
筆者のモデル選択画面にも、GPT-6.1 Solが追加され、選択されている状態を確認できました。新しいモデルが実際の画面へ届いていることは確認できますが、これだけで処理品質や利用枠の減り方まで検証できたことにはなりません。

API料金は、入力約300円・出力約1,500円/100万トークン
金額は、規模感をつかみやすいように日本円も併記します。本記事の円換算は、便宜上1米ドル=150円で計算した概算です。実際の為替、税、購入経路による請求額とは異なります。
GPT-6.1 Solの標準API料金は、次のとおりです。トークンは、モデルが読み書きする情報を数える単位です。[2]

キャッシュ済み入力は、再利用できる入力を安く処理する仕組みです。今回の「95%割引」は通常の入力料金に対するキャッシュ済み入力の割引であり、仕事全体の費用が95%下がるという意味ではありません。[2]
また、これはAPIの従量料金です。PlusやProの月額料金が5分の1になるわけでも、週間の仕事量が必ず5倍になるわけでもありません。 実際にどれだけ仕事を進められるかは、使うモデル、入力の量、やり直しの回数なども含めて見る必要があります。
比較図は「高いスコアを、低い費用で」の方向を示す
Tibo氏がXで共有した比較図では、横軸がタスクあたりの費用、縦軸がスコアです。GPT-6.1 Solは左上寄りに位置し、この評価では低コストと高いスコアを両立していることが読み取れます。[11]

ただし、これはTerminal-Bench 4.0の特定タスクでの結果です。文章の自然さ、長いプロジェクトの引き継ぎ、指示の守り方など、あらゆる用途でSolがAstraを上回る証明ではありません。公式の個別発表に登場する「Terminal-Bench Science 0.1」とも別の評価なので、数値を混ぜないことが大切です。[2][11]
実用面では、自分がよく行う作業を同じ条件で試し、最初の回答だけでなく、修正を含めて完成までに必要な時間と消費量を比較したいところです。
「GPT-6.1 Astraの公開中止」と混同しない
前日に記事にしたのはGPT-6.1 Astraの公開計画の話です。今回登場したGPT-6.1 Solとは別のモデル名で、dotsに使われているのもGPT-6 Astraです。今回の発表だけを見て、「中止されたモデルがそのまま公開された」とは読めません。[2][9]
前日の経緯は、GPT-6.1 Astraの公開計画中止を整理した記事にまとめています。
「Your dot」の正体は、継続的な仕事を任せる常駐AI

dotsは、GPT-6 Astraを搭載し、クラウド上の専用コンピューターで継続的に仕事を進めるAIエージェントです。単数の「dot」が自分の担当エージェント、機能全体や複数を指す呼び方が「dots」と考えると、画面の表記を追いやすくなります。[9][11]
メールでは、フィードバックを通じて学び、目標の達成に向けて24時間365日作業を進められる存在として紹介されています。Tibo氏は、専用のブラウザーを備え、プラグインを通じて4,000以上のアプリに接続できると説明しています。[9][11]
通常のCodexと何が違うのか
違いの中心は、モデルの名前ではなく、継続的な役割を持たせる設計です。GPT-6.1 SolやGPT-6 Astraが仕事を処理するモデルであるのに対し、dotはモデル、実行環境、連携アプリ、フィードバックをまとめた「仕事を任せる相手」として用意されています。[9][11]
Codex自体にもバックグラウンドで進める作業はあるため、「従来はできず、dotsで初めて可能になった」とは分けられません。dotは、会話が途切れても継続的な役割を持つ担当者として設計されています。[15][17]
使い方のイメージとしては、次のような依頼が考えられます。
- 調査・情報発信:特定テーマの更新を調べ、前回から変わった点と出典を整理する。記事の公開は人が確認する。
- 日々の仕事:連携した資料から進捗や未処理事項をまとめ、会議前に確認用のメモを用意する。
- 開発・サイト運営:継続中の課題を整理し、必要な作業をCodexへ引き継ぐ。変更の適用や公開は承認を挟む。
「自動で何でも終わらせて」よりも、担当範囲、確認する資料、成果物の形、承認が必要な操作を具体的に決める方が、まず試す仕事を選びやすくなります。
Pro 100・Pro 200・Pro 500が対象。Plusとは分けて考える
dotsは、Pro 100を含む各ProとBusiness Premiumが対象として案内されています。したがって、月額3万円のPro 200だけの特典でも、新設されたPro 500だけの特典でもありません。[11]
ただし、対象地域での段階的提供です。公式ヘルプは、個人向けProでは欧州経済領域・スイス・英国を開始時の対象外としています。日本がその除外地域に含まれていないことと、全アカウントへ同時に届くことは別です。筆者の日本の利用環境では、作成の入口まで確認できました。[15][10]
Enterpriseでは、Edu・Healthcareを含めて管理者が有効にするベータとして案内されています。PlusやFreeに同じ条件で提供されたとは書かれていません。[3]
「Create your dot」で、まず自分の担当エージェントを作る
筆者の環境では、「Your dot」を開くと、次の作成案内が表示されました。画面には、GPT-6 Astraによる複雑な仕事への対応、連携アプリの情報を踏まえた提案、データ設定についての説明があります。

公式ヘルプでは、デスクトップアプリまたはデスクトップのブラウザーで最初のdotを作成する流れです。初期設定後は、モバイル側のアクセスが提供されていればアプリからもメッセージを送れます。モバイルでの新規作成はまだできないと説明されています。[15]
最初は自分のprimary dotから始まり、複数のdotsを増やす機能は今後の展開として説明されています。[11]
利用枠を消費しないのは、どの作業か
ここは今回、特に誤解しやすい部分です。まず、筆者に届いたメールとTibo氏の補足、公式紹介ページには、次の区別があります。dot自身の作業と、Codex/Workへ依頼するタスクは同じ扱いではありません。[3][9][11]

一方、公式のdots紹介には、より深い作業のための割り当てがあり、提供開始後の初月は上限を拡大するという記載もあります。「通常のChatGPT利用枠を消費しない」と「処理量に一切の上限がない」は同じではありません。[3]
さらに、確認した公式ヘルプには、「最初の1か月は対象プランの利用枠に算入せず、その後の条件を案内する」という記載もあります。一方、Tibo氏は基本機能をプランに含め続け、将来の速度・処理能力の追加拡張は有料にすると説明しています。[15][11]
初月以降の扱いは、これらの説明がまだ揃っていません。 メールの説明を紹介することと、将来もすべての作業が無制限・無消費だと保証することは別です。追加の公式案内と自分の契約画面で、どの作業にどの上限が適用されるか確認する必要があります。
連携先と、勝手に実行してよい操作を先に決める
dotの作業場所は専用のクラウドコンピューターで、自分のパソコンとは分かれています。自分の端末を接続するか、どのアプリを使わせるかは選択する仕組みです。また、ユーザーが積極的に操作していない間の「proactive research」は、連携アプリの読み取り専用ツールで行うと説明されています。[3]
Custom Rulesでは、操作を許可する、承認を求める、禁止するという境界を設定できます。これは「常時稼働なら、常に勝手に送信・購入・公開する」という意味ではありません。ただし誤りは起こり得るため、重要な作業は人が確認する必要があります。[3]
初期画面にも、設定によってはdotとの会話がモデル改善に使われる旨が表示されています。また、公式ヘルプは、アプリの接続を解除してもdotが既に取得した情報は削除されないと説明しています。連携する情報とデータ設定を読んでから、まずは公開情報の調査や確認用メモなど、影響の小さい仕事から試したいところです。[10][15]
月額3万円のPro 200は、10月30日から利用枠が変更

この章は、筆者が契約している既存Pro 200に届いた変更通知の話です。Plus、Pro 100、Businessなどの利用者へ、同じ上限変更や同額のクレジット付与が一律に行われるという意味ではありません。
前日の記事では「API支出換算で半分」という説明を扱いました。その後、メールで適用日と具体的な上限が分かりました。[9]
既存契約は10月29日まで維持し、30日から変更

出典:筆者に届いたPro 200向けメール、および契約画面。月額200米ドルは、本記事の概算換算でも約3万円です。[9][10]
注意したいのは、「ChatGPTとの会話がすべて週100件になる」のではなく、ChatでのGPT-6 Proに対する上限だということです。Work/Codexの共通利用枠の話とも分けて読む必要があります。[9]
また、Tibo氏が案内したPro 200の新規受付再開と、既存契約者への適用時期も別です。これから契約する人が、筆者と同じ旧20倍の条件を10月29日まで使えると考えるのは避けてください。[11]
62,500クレジットは、約37万5,000円相当の追加利用残高
メールには、既存契約者への感謝と今回の変更への対応支援として、62,500利用クレジットを一度限り付与すると書かれています。案内上は2,500米ドル相当、円換算では約37万5,000円相当です。有効期限は2026年12月31日となっています。[9]
クレジットは、通常の利用枠を使い切った後も、対象機能を継続利用するための残高です。公式ヘルプでは、プランに含まれる利用枠を先に使い、上限到達後にクレジットを使う仕組みと説明されています。返金や現金のプレゼント、API用残高の付与とは別です。[8]
では、62,500クレジットで何週間分使えるのでしょうか。ここは、今回確認できた資料では「Pro 200の週間枠100%=何クレジット相当か」という対応値を確認できず、根拠のある概算は出せませんでした。 月額料金で提供される定額の利用枠と、追加利用の価格を、そのまま同じ物差しにはできないためです。[8][12]
「約37万5,000円÷月額3万円だから12.5か月分」とは言えません。分かっているのは通知されたクレジット量とその表示上の価値であり、実際の作業量への換算は別に確認が必要です。
通知が届いても、残高へ反映されたとは限らない
筆者の9月30日の確認画面では、クレジットはまだ残り0と表示されていました。メールに付与の案内があることと、実際の残高へ反映されたことは分けて記録しておきます。[10]

追記(2026年9月30日):その後、設定の「使用状況」に残り62,412クレジットと表示され、追加クレジットの反映を確認しました。

なお、画面の自動チャージは、条件に応じてクレジットを自動購入する設定です。付与クレジットの受け取りボタンではありません。受け取りを期待してオンにするのではなく、追加課金の条件を確認して扱ってください。[8]
Bankedリセットは、クレジットとは別の「利用枠を戻す機能」
筆者の画面には、クレジットとは別に、完全リセット1回・有効期限10月30日が表示されていました。画面上は、リセットで利用枠を回復する仕組みとして説明されています。[10]

クレジットは上限後の追加利用残高、リセットは利用枠を回復する機能です。「完全リセットが1回あるから、62,500クレジットが付与済み」とはなりません。今回のリセットの配布理由や他プランへの配布状況は、この画面だけでは分かりません。
また、リセットの説明欄に「5時間あたり」という共通表記があっても、それだけでPro 200の5時間制限が復活したとは判断できません。プランの条件は、対象を明示した通知と分けて確認する必要があります。[9][10]
Pro 500とUltrafastは、利用量と速さを求める人向け

新設されたPro 500は月額500米ドル、約7万5,000円です。Plusの25倍の利用枠とUltrafastが案内されています。これはPro 200の料金が自動的に上がるという話ではなく、より多くの利用量と速さを求める人向けの別の選択肢です。[1][2][9]
金額と利用枠の倍率を並べると、違いが見えやすい
次の表は、今回案内された個人向けの主な料金と利用枠の関係です。円額は概算であり、各プランの日本向け販売価格を確約するものではありません。[1][9][11][13]

筆者の既存Pro 200は、10月29日まで旧20倍を維持するという通知です。 上表の10倍と、その移行期間を混ぜないようにしてください。倍率はプラン間の利用枠の比較で、完了できる仕事の数が必ずこの比率になるという意味ではありません。[9]
「最大8倍」は、すべての仕事が8倍速く終わる意味ではない
英語版のDevDay Recapでは、Ultrafastについて、Codexで最大8倍のトークン生成速度、APIでは最大6倍と説明しています。GPT-6 Astra Ultrafastは、APIと、Pro 500・対象Enterprise/EduのWork/Codexで提供が案内されています。組織では管理者による有効化などの条件もあります。Pro 100やPro 200に、自動的に同じ高速モードが付くわけではありません。[1][14]
文章やコードを生成する部分が速くなっても、検索、ファイル処理、外部サービスからの応答、人による確認などは別の時間です。「8倍」は、依頼から納品までの全工程が必ず8分の1になる保証ではありません。
高速化すると、利用枠の消費も変わります。 公式レートカードでは、GPT-6 Astra Ultrafastは同じモデルの標準モードと比べ、通常の契約利用枠を8倍、追加クレジットを6倍のレートで消費すると記載されています。速度の倍率と消費の倍率は別の指標です。Pro 500の「Plusの25倍」という枠の大きさだけで、高速モードでも同じだけ多くの仕事を完了できるとは判断できません。[14]
なお、GPT-6.1 Sol Ultrafastの提供時期は公式資料間で記載が分かれています。 英語版Recapは「近日提供」、日本語のSol個別発表は「提供開始」という書き方です。通常版Solの提供開始とは区別し、Sol Ultrafastがすべての対象環境で使えるとまでは断定しません。[1][2]
プランを上げるかどうかは、単に新機能の名前が増えたかではなく、自分の作業で不足しているのが「利用量」なのか「生成の待ち時間」なのかを見て判断したいところです。dotを使うためだけに、Pro 200からPro 500へ上げる必要があるわけではありません。[11]
Space・プラグイン・外部連携で、AIと働く場所も変わる

今回の変化は、モデルの賢さや料金だけではありません。資料をどこへ置くか、誰と編集するか、どのアプリでAIを使うかという、仕事の進め方にも関わっています。
ChatGPT Spaceは、人とAIが資料を育てていく場所
ChatGPT Space/Pagesは、各Pro・Business・Enterprise向けとして案内されています。Pro 200だけの機能ではありません。[1]
Spaceは、ページ、ファイル、共同作業をまとめる場所です。Pagesでは、人が直接書き込むことも、ChatGPTへ修正を頼むこともでき、関連ページや資料をまとめて共有できます。チャットで回答を受け取って終わるのではなく、同じ計画書や調査メモを、人とAIで更新し続ける使い方に向いています。[4][5]
例えば、記事制作なら「調査メモ」「参照資料」「構成案」「公開前に確認する項目」を同じ仕事のまとまりに置く、といった活用が考えられます。
共有時には、情報の見え方にも注意が必要です。連携した元ファイルのリンクは元の権限を保ちますが、内容を共有ページへコピー・要約すれば、そのページを見られる人に伝わります。 一方、ページの共有が、個人のチャットや保存メモリの共有と同じになるわけではありません。[4]
関連して、共同編集スライドは今後数週間での提供予定です。Meetingsプラグインは、会議の要約や次の行動をSpaceへ残す機能で、macOSの各Pro・Business向けベータとして案内されています。利用前には参加者へ伝えて同意を得る必要があります。発表された機能を、すべての端末で即日利用できる機能として扱わないことも大切です。[1][16]
プラグインは、外部アプリを使う側にも、作る側にも関わる
プラグイン拡張は、全プラン向けの更新として紹介されています。Tibo氏の投稿でも、開発者がChatGPT内で動く体験を提供し、会話の中で関連プラグインが見つかる仕組みが説明されています。[1][11]
作る側については、公式提出ガイドで、作業手順をまとめるskillsだけ、外部ツールへ接続するMCPサーバーだけ、その両方を含む構成が認められています。独自の画面を持たせることは必須ではありません。[7]
公開するには、開発者または事業者の本人確認、説明やポリシー、動作確認用の情報などを用意し、審査を受ける必要があります。「作って提出すれば、その場で無条件に公開される」という仕組みではありません。[7]
個人の業務改善でも、自分が毎回使う手順や外部データとの接続を、再利用できる形に整える余地があります。ただし、プラグインを公開できることと、収益が得られることは別です。また、利用者側も、連携先アプリに必要な契約や料金を確認する必要があります。[7][6]
「Sign in with ChatGPT」は、ログインと利用枠の連携を区別する
Tibo氏は、Devin、OpenCode、Notionなどの対応ツールでChatGPTの契約に含まれる利用枠を使えると説明しています。DevDay Recapでは16のパートナーが挙げられ、利用枠を使う連携の対象は、対応ツールのPlus・Pro利用者とされています。[1][11]
公式ガイドでは、外部アプリが「Use your ChatGPT plan」の許可を求め、利用者が承認する仕組みです。消費はもとの共通利用枠に算入され、アプリごとの上限を週間枠の割合で設定できます。外部アプリを増やすたびに、新しい週間枠がもらえるわけではありません。[6]
また、ChatGPTのアカウントでログインできること、AIの利用枠を使えること、相手のサービスの有料機能を使えることは、それぞれ別です。連携先には独自の料金がある場合があります。利用枠を使う許可だけで、ChatGPTの会話やメモリまで相手へ渡るわけではないことも、公式ガイドに説明されています。[6]
開発者・企業向けの発表は、個人プランと分けて見る

開発者向けには、クラウド環境やAPIの更新も発表されています。ここでいうAPIは、アプリやシステムからモデル・エージェントの機能を呼び出すための仕組みで、月額プランに含まれる利用と同じものではありません。Tibo氏の投稿と公式Recapから、主な位置づけを整理します。[1][11]

Business向けリリースノートでも、Codex Cloudは自分のパソコンがスリープしていても作業を継続できると説明されています。組織での利用は、ワークスペースのアクセス設定に従います。[17]
Tibo氏が引用した投稿には、GLM-5.3 FlashやKimi K3などの外部モデルをCodexで使い、OpenAIとの購入コミットメントへ支出を充当する企業向けの話もあります。個人の月額3万円プランで、他社の有料モデルや製品がすべて使い放題になったという意味ではありません。[11]
「AIに質問する」だけでなく、「自分のアプリや業務の中へ、AIの実行能力を組み込む」方向の発表です。一般利用者向けの記事では、こうした企業向けの契約条件を、そのまま個人向けの料金説明へ混ぜないようにしたいところです。
まとめ:モデルの性能だけでなく、仕事の任せ方が変わる
今回のDevDayで見えてきたのは、GPT-6.1 Solによるコスト効率の改善、dotsによる継続的な仕事の委任、Spaceやプラグインを通じた共同作業という、異なる方向の変化です。月額プランの利用枠変更は、それらと分けて確認する必要があります。[1][2][9]
筆者の環境では、Solの選択肢とdotの作成画面は確認できました。一方、通知された62,500クレジットは確認時点の残高に表示されておらず、dotの継続作業やSolの実際の費用対効果も、これから確かめる段階です。発表されたこと、画面に届いたこと、仕事で役立ったことは、分けて見ていきたいと思います。[10]
最初に確認することは、難しくありません。自分のプランに対象機能があるかを見て、日頃よく行う仕事を1つ選び、新旧のやり方で完成までの時間と手直しを比べる。dotには、任せる範囲と承認が必要な操作を先に伝える。そのうえで利用量が足りないのか、速度へ追加料金を払う価値があるのかを判断するのがよさそうです。
「新しいAIが何をできるか」から、「自分の仕事のどこまでを、どの条件で任せられるか」へ。 今回の更新は、そこを具体的に試していくきっかけになりそうです。

参考資料・出典
公開情報は2026年9月30日に確認しました。提供開始、対象プラン、価格などは変更される場合があるため、契約や追加購入の前には該当する公式案内と自分の契約画面を確認してください。
[1]OpenAI「DevDay 2026 Recap」(2026年9月29日付) 英語版の公式まとめ/日本語版への案内 提供対象と時期の整理には英語版の掲載内容を使用。日本語版の本文全量は今回取得できていません。
[2]OpenAI「GPT-6.1 Solのご紹介」(2026年9月29日付) モデルの位置づけ・API料金・提供先
[3]OpenAI「Introducing dots」(2026年9月29日付) dotsの概要・対象・安全対策・利用枠
[4]ChatGPT Learn「ChatGPT Space」 Spaceとページ、共有時の情報の扱い
[5]ChatGPT Learn「Work with pages」 ページの作成・編集・共同作業
[6]ChatGPT Learn「Sign in with ChatGPT」 外部アプリでの利用枠共有・許可・上限設定
[7]OpenAI Developers「Submit plugins」 プラグインの構成、本人確認、提出・審査
[8]OpenAI Help Center「Using Credits for Flexible Usage in ChatGPT (Personal plans)」 追加利用クレジット、自動チャージ、プランとの関係
[9]筆者が受信したOpenAIのメール「ご利用のProプランに関する変更のお知らせ」(2026年9月30日) Pro 200の変更・クレジット通知の画像/Pro 500・dotの案内画像 本記事では、筆者の既存Pro 200契約へ届いた通知として掲載しています。
[10]筆者のChatGPT/Codex実画面(2026年9月30日) 本文のモデル選択、Your dot、作成案内、クレジット残高、Bankedリセットの画像。Pro 200の月額3万円は同日の契約画面でも確認しています。画面の表示確認と、機能を使った成果の検証は区別しています。
[11]Tibo氏のX投稿(2026年9月30日取得の提供スクリーンショット) 投稿アカウント/dotsの最初の告知 利用枠に関する後続の補足、Pro 100・Pro 200の倍率、比較図、連携・開発者向けの説明は、提供された各投稿画面を参照しています。最初の告知だけで後続の補足まで確認できるわけではありません。
[12]OpenAI Help Center「Codex rate card」 クレジット消費の単位・モデルごとの料金表 参照時に、Pro 200の週間枠全体をクレジットへ換算する値は確認できませんでした。
[13]OpenAIの料金・Proプラン案内 ChatGPT Learnの料金案内/Proのヘルプ Plusの20米ドル、Pro 100の100米ドルという月額の確認に使用。DevDay後の倍率・Pro 500・既存契約への適用は、これらの旧記載を流用せず、[1][9][11]に基づいて整理しています。
[14]OpenAIのUltrafast提供対象・消費レートの案内 ChatGPT Learn:9月28日〜10月2日の更新/ChatGPT Rate CardのUltrafast注記 提供対象、組織の有効化条件、標準モードに対する通常枠とクレジットの消費倍率を確認。速度倍率とは別です。
[15]OpenAI Help Center「Getting started with your dot」 dotの対象地域・初期設定・継続作業・情報の扱い 取得できたページは英語本文です。初月以降の利用条件について、メール・Tibo氏の補足・紹介ページとの記載差も本文に示しました。
[16]OpenAI Help Center「The Meetings plugin in ChatGPT」 Meetingsの対象プラン・対応端末・同意 取得できたページは英語本文です。
[17]OpenAI Help Center「ChatGPT Business release notes」 9月29日のCodex Cloud更新と、既存のバックグラウンド作業の説明
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