家族のイベント探しはAIに任せられる|新着情報だけを毎日探し、Googleカレンダーへ登録する方法

家族のイベント探しをAIへ任せる方法を示すアイキャッチ AIのある暮らし

※この記事は2026年8月11日時点の情報をもとにしています。利用できる機能や承認方法は、契約プラン、利用環境、接続したアプリ、権限設定によって異なります。

息子は、カブトムシやクワガタが好きです。

近くで昆虫展、観察会、飼育教室、標本展示などが開かれるなら、できるだけ連れていってあげたいと思っています。しかし、イベントを見つけるまでが地味に大変でした。

検索結果から自治体、公園、博物館、商業施設のページを開き、開催日、対象年齢、参加費、申込期限を確認する。参加できそうならカレンダーへ転記し、申込開始日が別なら、それも忘れないように書き足します。

しかも、一度検索すれば終わりではありません。今日まだ発表されていない催しが来週公開され、申込みが始まることもあります。

重いのは検索そのものではなく、忘れずに何度も探し続けることでした。この繰り返しを、AIへ任せる方法を紹介します。

家族向けイベントを何度も検索してカレンダーへ転記する負担


結論|最初は「新着候補の報告」までをAIへ任せる

AIが新着イベントを探し親が参加候補を選ぶ流れ

AIを使えば、毎日決まった時刻にWebを調べ、前回までの結果と比べ、新しいイベントや重要な変更だけを知らせる仕組みを作れます。

ただし、最初から参加申込みまで自動化する必要はありません。おすすめは次の2段階です。

  1. AIが新着候補と重要な変更だけを報告する
  2. 人が番号を選び、その候補だけGoogleカレンダーへ登録させる

この方法なら、情報収集、重複確認、参加条件の整理、カレンダー入力の大部分を減らしながら、家族の予定に何を入れるかは人が決められます

氏名、住所、電話番号、決済を伴う参加申込みは別工程です。カレンダーへ予定が入ったことを、申込み完了や参加確定と扱わないことも重要です。


2026年8月時点で、どこまで自動化できるのか

ChatGPTとClaudeの定期調査とカレンダー連携の範囲

2026年8月時点では、ChatGPTとClaudeのどちらにも、決まった時刻に繰り返し作業を動かす仕組みがあります。ただし、機能名と管理画面、使えるプラン、外部サービスへ書き込める範囲は同じではありません。

ChatGPTのスケジュール済みタスク

OpenAIの公式案内によると、ChatGPTのスケジュール済みタスクでは、単発・定期実行に加え、変化を確認して報告する価値がある場合だけ知らせるモニタリングタスクを作れます。過去の実行結果も、新着判定に使われます。

外部サービスとの連携は、ChatGPTの「アプリ」を使います。Apps in ChatGPTでは、対応アプリに情報の作成や更新を行う書き込みアクションがあり、実行前の確認方法を設定できると案内されています。Google系の書き込みアクションは2026年3月以降に拡張され、カレンダーアプリを使った会議設定も案内されています。

ただし、スケジュール済みタスクからGoogleカレンダーへ無人で書き込めるかは、アプリの対応状況、接続時に許可した範囲、個人・組織アカウントの違い、管理者設定、確認が必要な操作かで変わります。使えない環境では、候補報告までを定期実行し、選んだ候補を通常のチャットから登録する2段階運用にします。

なお、ChatGPTのスケジュール済みタスクとCodexのオートメーションは別機能です。OpenAIの公式FAQでも、前者はリマインダー、定期作業、監視等、後者はCodex内で動く集中的なワークフローと区別されています。Codexアプリ内にChatGPTの「スケジュール済み」画面がある前提で設定しないようにしてください。

Claude Coworkのスケジュールタスク

Claude Coworkの公式案内では、定期タスクが接続済みツール、スキル、プラグインを使い、日次・平日・週次・時間単位等で動作すると説明されています。クラウド実行のタスクは、パソコンを閉じていても続きます。

また、ClaudeのGoogle Workspaceコネクターは、Googleカレンダーの予定の閲覧、作成、更新、削除に対応しています。こちらも、プラン、組織設定、接続権限、承認モードによって実行範囲が変わります。

どちらを使う場合も、すべての利用者が同じ画面と権限で動かせるわけではありません。まず自分の環境で、定期実行、Web調査、カレンダーの読み取り、書き込みの4点を別々に確認します。


イベント監視は6つの工程に分ける

公式情報の収集から新着判定とカレンダー登録までの6工程

「近くのイベントを毎日探して」とだけ頼むと、同じ有名イベントが何度も出たり、古いページを新着と誤認したりしやすくなります。役割を次の6工程へ分けると、確認しやすくなります。

  1. 自治体、施設、主催者等の公式情報を優先して探す
  2. 日時、場所、対象年齢、費用、申込条件をそろえる
  3. イベント名、開催日、会場、公式URLで同一イベントを判定する
  4. 前回の確認結果と比べ、新着と重要な変更だけを残す
  5. 人へ候補を報告する
  6. 選ばれた候補だけカレンダーへ登録する

新着判定では、見つけた日と発表された日を分けます。今回初めて見つけても、公式ページの公開日が古ければ「新着」ではなく「新規発見」です。

毎日の結果は、次の状態へそろえると比較しやすくなります。

イベント情報の状態とAIが行う処理

情報がない日は、「新着情報はありません。」だけに固定します。通知が短いほど、本当に変化があった日を見落としにくくなります。


プロンプト1|新着イベントの候補抽出を毎日任せる

対象地域とテーマを決めて新着候補だけを報告させる指示

まずはカレンダーへ書き込まず、候補抽出だけを定期実行します。<対象地域><興味のあるテーマ>を、自分の家族に合わせて置き換えてください。

あなたは、家族向けイベントの情報収集担当です。

毎日午前8時、タイムゾーンAsia/Tokyoで、次の調査を実行してください。

【目的】
<対象地域>で開催予定の、<興味のあるテーマ>に関係する家族向けイベントを調査し、前回までに報告していない新着情報または重要な更新だけを報告してください。

【対象期間】
実行日から120日以内に開催されるイベントを対象にしてください。

【情報源の優先順位】
1. 主催者の公式サイト
2. 自治体、博物館、科学館、公園、公共施設、商業施設等の公式サイト
3. 主催者や施設の公式SNS
4. イベント情報サイト等の二次情報

二次情報で発見した場合も、日時、場所、対象者、申込条件は公式情報で再確認してください。公式情報を確認できない内容は確定情報として報告しないでください。

【確認項目】
・正式なイベント名
・開催日時
・会場と市区町村
・対象年齢、保護者同伴、居住地等の参加条件
・参加費、定員
・事前申込の有無、先着順または抽選
・申込開始日、申込期限
・受付前、受付中、満員、受付終了の別
・雨天時の対応
・公式URL
・公式ページの公開日または更新日
・情報を確認した日時

【新着判定】
初回は、対象期間内のイベントを最大10件まで基準として報告し、確認済みとして扱ってください。

2回目以降は、次のいずれかだけを報告してください。
・前回までに確認していないイベント
・新しく公式発表されたイベント
・申込受付が新しく始まったイベント
・日時、会場、対象者、費用、申込条件が変更されたイベント
・満員、中止、延期、受付終了等の重要な変更

イベント名、開催日、会場、公式URLの組み合わせで同一イベントを判定してください。同じイベントを別サイトで発見しても重複報告しないでください。

古い公式ページを今回初めて発見した場合は、「新着」ではなく「新規発見」と明記してください。

【出力】
新着または変更がある場合は、申込期限が近い順に番号を付け、次の形式で最大10件まで報告してください。

番号:
状態:新着/新規発見/申込開始/内容変更/満員/中止/延期
イベント名:
開催日時:
場所:
対象・参加資格:
申込方法と期限:
参加費:
現在の受付状況:
注意点:
公式情報:
確認日時:

新着情報や重要な変更がない場合は、説明を加えず、
「新着情報はありません。」
とのみ出力してください。

【禁止事項】
・Googleカレンダーへの登録は行わない
・参加申込み、購入、決済は行わない
・公式情報で確認できない内容を推測で補わない
・変更のないイベントを繰り返し報告しない

最初の数回は、公式ページと報告内容を人が照合します。対象範囲が広すぎる、古いページが混ざる、対象年齢が合わないといった癖を見つけたら、条件を追加してから自動化の範囲を広げます。


プロンプト2|選んだ候補だけGoogleカレンダーへ登録する

親が候補番号を選び専用カレンダーへ仮予定を登録する流れ

候補を確認したら、同じチャットで登録したい番号を伝えます。普段使いのカレンダーへ直接入れるより、家族イベント候補等の専用カレンダーへ仮予定として入れる方が管理しやすくなります。

前回提示した候補のうち、2番と4番をGoogleカレンダーの「家族イベント候補」へ登録してください。

登録直前に公式ページをもう一度確認し、次の条件を守ってください。

・日時、会場、受付状況に変更がないか確認する
・同じイベントがすでにカレンダーにないか確認する
・重複している場合は新規登録しない
・予定名の先頭に「【イベント候補】」を付ける
・説明欄に対象年齢、参加条件、参加費、申込方法、申込期限、公式URL、確認日時を入れる
・申込みが必要なイベントは「参加確定」と書かない
・申込期限が分かる場合は、期限日の午前8時に終日予定として「【申込期限】イベント名」を別に登録する
・受付終了、満員、中止の場合は登録せず、理由を報告する
・参加申込み、購入、決済、個人情報の送信は行わない

登録後、追加した予定名、日時、カレンダー名を一覧で報告してください。

カレンダー登録時に、AIから確認を求められる場合があります。確認画面では、カレンダー名、予定名、日時、変更対象を読み、関係のない予定を変更しないことを確かめます。

申込みが必要なイベントは、開催予定と申込期限を分けて登録します。これで「イベントは覚えていたのに、申込期限を過ぎた」という失敗を減らせます。


「新着だけ」を安定して拾う7つのポイント

毎日のイベント監視で重複と誤判定を防ぐ7つのポイント

定期監視を続けるほど、検索よりも履歴管理が重要になります。

初回と2回目以降を分ける

初回は既存イベントが大量に見つかります。初回を基準作りとし、2回目以降だけ新着差分を出します。

イベントを識別する組み合わせを決める

イベント名だけでは、同名の別日程を区別できません。イベント名+開催日+会場+公式URLで同一性を判断します。

「新着」と「新規発見」を分ける

今回初めて検索結果へ出たことと、最近発表されたことは別です。公式ページの公開日・更新日を見て区別します。

公式情報を確認できないものは登録しない

二次情報は発見の入口には使えますが、日時や申込条件の確定には使いません。前年のページや削除済み情報を混ぜないためです。

申込みとカレンダー登録を分ける

予定が入っただけでは、予約や抽選申込みは完了していません。AIが作った予定名と説明欄にも、その区別を残します。

登録済みイベントの変更も見る

新着探しとは別に、公式URLから日時、会場、受付状況、中止・延期を確認する定期タスクを作ると、登録後の変更も追えます。確認不能なら予定を変更せず、人へ知らせます。

履歴が長くなったら台帳を分ける

過去の実行結果だけで重複判定が安定しない場合は、イベントID、公式URL、初回確認日、最終状態を持つ確認済み台帳を用意します。ただし、台帳を増やす前に、現在のタスク履歴で十分かを確かめます。


カレンダーへ書き込ませる前に、権限と安全範囲を決める

専用カレンダーと最小限の権限で安全にAIを使う考え方

Googleカレンダーには、家族の行動、仕事、通院、学校行事等の個人的な情報が含まれる場合があります。便利さのために、すべての予定やサービスへ広い権限を渡す必要はありません。

安全に始めるなら、次の範囲へ絞ります。

  • 家族イベント候補専用のカレンダーを使う
  • 必要のないGmailやGoogle Driveは接続しない
  • 銀行、買い物、決済サービスへアクセスさせない
  • 自動申込み、自動購入、個人情報の送信はさせない
  • 公式サイトを優先し、二次情報だけで書き込ませない
  • 最初の数回は、書き込み前の確認を必須にする
  • 使わなくなったタスクは停止または削除する

Webを巡回するAIは、ページ内へ埋め込まれた悪意ある指示、いわゆるプロンプトインジェクションの影響を受ける可能性があります。OpenAIAnthropicも、外部コンテンツ、接続サービス、書き込み権限を組み合わせる際の注意を案内しています。

広い権限でいきなり無人実行するのではなく、低リスクな情報収集から始め、結果を確認し、必要な範囲だけ広げます。AIエージェントへWeb操作を任せる際の基本は、送信・購入・削除で事故を防ぐ安全設計でも詳しく整理しています。


まとめ|AIに任せるのは、検索より「忘れずに探し続けること」

家族向けイベントを見つけるには、親が定期的に検索し、ページを開き、参加条件を読み、予定を転記する必要がありました。

現在は、その繰り返しの多くをAIへ移せます。

  • 決まった時刻に複数の情報源を調べる
  • 公式情報で日時と参加条件を確認する
  • 前回までの結果と比べる
  • 新着と重要な変更だけを報告する
  • 人が選んだ候補だけカレンダーへ入れる
  • 申込期限や登録後の変更も確認する

まずは、毎朝の候補抽出までを設定してください。数回の結果を見て問題がなければ、番号を指定した候補だけ専用カレンダーへ登録させます。

AIは、聞かれたときだけ答える検索窓ではありません。家族のために毎日情報を見回り、親は行くかどうかを決める。そんな役割分担もできるようになっています。

AIが候補を整理し家族が楽しみな予定を選んでいる場面

参考にした公式情報

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